あらためて考えてみると「ビヨウシ」として生きてきて今まで、のべ150,000人以上の髪の毛に触れてきた。
小さいころから実家が「ビヨウシツ」という事もあり
薬品のにおいと髪に包まれて暮らしてきた事が日常の中、
今まで一度も同じ髪の毛に触れたことがない。
というか感じられた事がない。
それだけ、同じ人の髪の毛でも毎回語りかけてくる物が違ってるし
だから毎日ヘアカットしてても飽きることがない。
おんなじヘアスタイルでも自分の中で前回よりもセンターに重みをつくった。
あるいはアウトラインを長めにした。
たったそれだけのことで「変化」がある。
また、それに気づいてもらったらすごくタノシクなる。
そんな事を日々繰り返す中で感じることが
「ビヨウシ」の仕事は髪の毛との対話だな、ということ。
メディアには最新のヘア、メーカーからは最新の薬品、プロダクツが羅列されて
そういった目の前にあるヘア、ケミカルの「モード」を求めることは当然、大事なのですが
いちばん大事なことが人と髪の毛の関係。
毛質に見合うコト。
骨格に見合わせるコト。
その人の性分に見合うコト。
大昔から存在したであろう、この仕事だからこそ
そういったシンプルで人間くさいところが大事なんじゃないかと思ってます。
ビヨウシとして「髪をつむ。」事はその人を構成する一部分にたずさわるコト。
だからこそ
いつまでも、真剣に、愚直に、「ビヨウシ」として向き合っていきたいと思ってます。
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